私は、年間200人以上の方と住宅ローンや金利の話をしています。
新築の注文住宅を検討している人が対象ですが、現金で家を買う方は別として住宅ローンを使う人の9割以上は、金利を気にしています。
心配の大半は、借入れた額で返済ができるのか?選んだ変動金利の変動リスクはどんなイメージなのか?と言う心配が、多くの方に共通しています。
でも実際は、約6割位の方が、変動金利を選択してローンをスタートしているのが事実です。なぜなら変動金利ほどここ20年以上大きな変動はなくと言うか金利は減少傾向であり固定金利ほど毎月変動している事実があるからと言われています。
この記事で得られる情報は、地方銀行とネット銀行の利用差について具体的に知ることができます。
地方銀行とネット銀行の利用差について
大きな差は、やはり金利です!
住宅ローンを利用している人には、言うまでもないですが
変動金利同士で比較しても0.3%前後の差が出ます。
あ、たった0.3%とか思っているあなたは住宅ローンの恐ろしさがわかってないわけですわ
なぜなら借入額が大きいから0.3%と微々たる量でも利息分として払う金額がウン百万になってしまうんです。
でも、日銀がゼロ金利政策を続けているのと固定費を徹底的にスマートにしたネット銀行が台頭しているだけに地方銀行は、先細りの状況に陥っているんです。
すでに地銀では、統廃合が続いており一部のジャーナリストの話では、2025年までに銀行は、今の半分くらいになるだろうという話も出ています。銀行の現状 「もう銀行はいらない」
ここ数年の間に民放でも池井戸潤 原作の銀行系ドラマ(半沢直樹、花咲舞など)をよく目にします。
上記のドラマは、無人化云々というわけではないにしても、銀行内の仕事って無人化しやすい仕事が多かったということですね。それを裏付けるべく昨日の記事にも書きましたが、ネット銀行が人気上位を占めているのはそういった要素も少なくないと思われます。
ネット銀行金利安の理由
ネット銀行は、申し込みをはじめ融資の実行まですべてインターネットか書類郵送のやり取りでことが足りてしまうわけです。 実店舗は、基本、本社機能のみとして 存在すればいい程度。つまり、通常の銀行と違い店舗や人件費等の固定費の負担額のコストが圧倒的に低いためその分が低金利に回せるということです。
私も年間、5組以上ネット銀行のお客様に立ち会いますが、毎年増えている状況です。当社は、某ネット銀行と提携関係にあるため金利については、インターネット上の表示金利よりさらにマイナスが可能となっています。
このようにエンドユーザーの方も消費税を筆頭に、先行き不透明の世情を考え少しでも家庭からの損失を減らす方法について本気で考え始めているように感じます。
お金を借りる場合の金利は、低い程良い!
金利ほど馬鹿らしいものはないといわれる所以は、住宅ローンの場合顕著なのです。 金利が0.5%変わるだけで総支払額は、数百万も変わってしまうのです。
因みに私の勤務地である新潟県の例で行きますと第一地銀の第四銀行と某ネット銀行の変動金利(2019年8月現在)でざっくり計算してみましょう!
・第四銀行 8月の変動金利 0.725% ⇒ ①
・某ネット銀行 8月の変動金利 0.425% ⇒ ②
借り入れ条件としましては、以下とします。
・借入額 : 3,500万円
・借入期間 : 35年(変動・元利均等・ボーナス払無)
①(第四銀)の場合: 94,377円 /月・総支払額:39,638,740円・利息分:4,638,740円
②(某ネット銀)の場合:89,699円/月・総支払額:37,673,823円・利息分:2,673,823円
注目! 第四銀行と某ネット銀行の支払総額差 : 1,964,917円
住宅ローンの場合、借入期間が長いので金利が数%違うだけでもお財布からの総支出に大変大きな差が出てしまいます。
借入先の銀行が違うだけで!
ネット銀行には、当然デメリットもあります。例えば、基本店舗がないのでフェイス to フェイスでのやり取りはできません。(電話でのやり取りは可)
また一般の銀行と違い保証料(繰り上げ返済すると一部返金がある)ではく手数料(多くは借入額の2%+消費税)制度が多いので返金はない。
ローンがスタートした後に毎月の返済がありますが、お勤めの会社によっては給料振り込みの銀行をネット銀行に指定できない、もしくは振込先銀行は、会社の指定銀行のみの場合も多々あります。
その場合は、自動送金の手続きもできますが、自身でお金を移動する作業を定期的に行わないといけません。たいていのネット銀行は、もはやコンビニで24時間作業可能かとおもいますので緊急時の対応も可能かと思いますが、そのような手間がかかる場合もあります。でも私は、それをしてまでもネット銀行をおススメしております。
何年先かわかりませんが、ネット銀行での住宅ローン利用が増えれば企業側もそれを無視できなくなり振込先指定可能になっていくのかなと。更に世の中全体がキャッシュレス化に流れていくのでそれに合わせて都銀や地銀も利便性をアップしないと皆、特にこれからの若者世代は、ネット銀行へユーザーが移ってしまい、ますます銀行運営が厳しくなるからです。
この様にこれから住宅ローン利用を予定している方については、身近な銀行のほかにネット銀行も一つの相互検討先に加えてください。
そして支払総額で浮いた分を住宅設備に回してください!(←営業ジョークw)
その第1歩として事前審査をインターネットでトライしてみましょう!

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