戸建注文住宅の間取り作成で考えるべき3つの大事なこと

注文住宅

私は、異業種から転職して今年で7年目になります。
39歳の時に機械設計の仕事を辞めて今の営業職に就くことにしました。
妻の強い反対を他所に決断したのですが、結果が残せてなかったら今頃どうなっていたか・・・

詳しくは \こちらの記事で

自宅を2006年に土地と建物とで新築の戸建て注文住宅で建てた経験が
ありました。でもいざ転職して今度は、自分が売る側となると当然、右も左もわからない状態でした。

異業種からの転職初年度は、こんな40歳、初老のオッサンを
快く優しく受け入れてくれた会社と社員の皆さんには、とても感謝しています。

そのおかげで今があると思っています(感謝感謝)。

私のここまでの成績は

▼埼玉県本社の大手ビルダーの注文住宅にて

1年目 : 10棟(40歳)
2年目 : 13棟(41歳)

▼東京本社の大手ハウスメーカーの注文住宅にて

1年目 : 8棟(42歳)
2年目 : 8棟(43歳)
3年目 : 9棟(44歳)
4年目 : 8棟(45歳)
5年目 : 10棟(46歳)
6年目 : 現在3棟(47歳)

この様な実績を上げることができました。
そして今に至ります。

私の場合は、初回、会って30分位の間にお客様から信頼を得るのが
得意といいますか、短時間で親しくなれる点を強みとしています。

そのため過去記事にも書きましたが、会って1時間もしていませんが

「あなたで決めた!契約します」

と言われたことが3回ほどあります。
よって初回接客の大事さは、契約までの要因全体の8割位を有する程の
重みがあると思っています。

私の短時間での信頼関係構築営業手法については、(\記事こちら/)
少しづつ記事にしていく予定ですが、この業界に入ってから初回接客の大事さは感じていましたが、それは今も尚、契約に一番起因すると思っています。

ここまで接客について触れておきながら(汗)今回は、今注文住宅を検討している人に向け、間取りの作成において覚えておくべきくべき3つのことについてお伝えしておきます

戸建て注文住宅での間取り作成に覚えておくべき3つのこと

  • ①外壁は、30年メンテナンスフリーのタイプにすべし
  • ②長い時間過ごす部屋は、サッシの性能をUPすべし
  • ③収納率は、12~15%位を意識すべし

他にもいくつかありますが、特にニーズが多く費用対効果と心の
満足度が高い内容がこの3つになります。

①~③の具体的な内容

①外壁は、30年メンテナンスフリーのタイプにすべし


外壁で需要が多いのは、サイディングです。最近サイディングは30年メンテナンスフリー
40年メンテナンスフリーという高耐久タイプが主流です。

通常タイプのサイディングに比べ導入費用は必要ですが、30年後のメンテナンス費用の差は
150万円以上(坪数によって変化)にもなります。

少々高いですが、住み始めてからの出費の可能性がある子供の学費、車の買い替え、旅行費用などを
考えると家に数十万、数百万と係らないフレンドリーな状態がベストだと思います。

②長い時間過ごす部屋は、サッシの性能をUPすべし


主にLDK・寝室・洗面・トイレでしょうか。
ここ最近は、これらの部屋だけにトリプルサッシを進めています。
その他の部屋は通常のペアガラス(ガラス2枚のサッシ)です。標準はペアガラスなので。
同じメーカーのサッシでしたら当社の場合、部分変更が可能です。
なぜ上記の部屋だけを変える理由は、ヒートショック対策(10度以上の温度差は危険)です。

昔は、冬の室内温度差をなくす対策が注目されていましたが、今は夏の熱中症対策もないがしろに
できなので冬と夏の両方で室内温度変化が少ない状態を保つためのツール、仕様がポイントになります。

当社の建物は、高気密・高断熱仕様になっているので
サッシの性能をUPすると冷暖房の効率が上がるので上記の部屋ごとの温度差が抑制できます。

実際に暮らし始めてから半年が経過したお客様のお宅へ伺ったときには、部屋の温度差なく
暮らせている話が聞けるのでこれからのお客さまにも自信をもって進めています

③収納率は、12~15%位を意識すべし

間取りを作成する時の素案は、私が描きます。
当社の場合は、営業がお客様から間取りの希望を直接聞くのでそれをもとに素案(ゾーニング)を描きます。
その素案を設計士へ渡して法規チェックや構造チェックを受けつつきちっとしたプランに仕上げていくわけです。

その素案の状態である程度、収納を意識して作成します。
延べ床面積に対して収納面積の比率が12%~15%になるよう考えます。

12%を超えてくるとほとんどの方は、足りそうだとなります。趣味等で物が多い方の場合はあらかじめ
増やす方向でプランニングしますが、増やしすぎも少々問題?となるんです。

それがこちら社団法人住宅生産団体連合会調査

「戸建注文住宅の顧客実態調査(2010年度)」

一戸建ての平均延床面積 : 131㎡(39.63坪)

この数値をもとに計算すると

収納率12%は約15.72㎡(約4.76坪)

収納率15%は約19.65㎡(約5.94坪)

戸建注文住宅の顧客実態調査の

「平均工事費3148万円・一戸建ての平均延床面積は131㎡(39.63坪)」

この額から坪単価を計算すると

3148万円÷39.63坪(131㎡)=79.43万円

この収納スペースのコストを計算してみると

収納率12%の場合→ 79.43万円×4.76坪=378.09万円(約10帖)
収納率15%の場合→ 79.43万円×5.94坪=471.81万円(約12帖)

作成する図面は、上から見ている鳥瞰図です。
実際の収納は、棚を複数段つけたりするともっと量はたくさん入ります。

収納率の計算にこの点は、考慮していませんが収納が占める価格価値はやや慎重に
なるべきです。

荷物を入れるためのスペースに500万円近くかかるわけです。
可能ならまずは断捨離をして物を減らすことを考えるともっといい家ができそうですね。

最後におさらいをしますと

注文住宅での間取り作成に覚えておくべき3つのこと

  • ①外壁は、30年メンテナンスフリーのタイプにすべし
  • ②長い時間過ごす部屋は、サッシの性能をUPすべし
  • ③収納率は、12~15%を意識すべし
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